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~萌畢竟~思索考究

メインは東方雑記など。他マンガアニメゲームニコ動に言及。時々絵を描く。最近はTF玩具レビュー多め

本シリーズは「ヱヴァンゲリヲン破」を見て私が感じたこと、考えたことを
その日 時間の許す限り書き遺しておくものである。
ネタバレを含む可能性もある。
批判というより私主体の思索的述懐であろう。
全貌で言えば、私が何千字 何万字感想を書こうとも
質・量ともに足りない。
そのくらい多くのことを感じ、考えさせられた作品。
思ったことをだらだらと書いていくので自分でも収集つかなくなったら
その記事は打ち切る。そういうのを何度かやるつもり。 その第一回。
=============================

落ち着いて聞いてくれ。俺は落ち着いてないが。
こんな安易な書き出しをしたことを、私は今年一年後悔するかも。

まずこれはエヴァ破の感想の準備書きだということ、
それだけは間違いない。

俺ごときが語っていいものではないのは承知しているが、
こんな時は奈須きのこの意見を聞いてみたいと思って、
今ググってみたらこれだよ、

>http://www.typemoon.org/bbb/diary/

色々たてこんでいるのに、吐き出しておかないと死にそうなので一言だけ。




エヴァ破が凄すぎて生きているのが辛い。




ありがとう、ありがとう。



全面的に同意する。お疲れ様。
僕はこの映画を見ている最中、何度も死線をくぐった気がする。
何度も死にかけて、何度も生まれ変わって、そうして今ここに居る。

映画のEDを見ながら、宇多田の歌を聴きながら、
このまま自分は死んでしまうのだと直観した。
やっと死なせて貰えるのだと感じた。
穏やかな脱力感、今まで到達したことのない安らぎ。
もうこの座席から立ち上がれない、或いはその必要がない気がした。
そこでミサトの次回予告、「エヴァ Q」 サービスサービス・・♪ (閉幕)
ほんの10数秒だったかもしれない。年柄もない三石の一喝で
僕の幻想は吹き飛んだ。すぐに立ち上がって、自然と今日僕が
予定していたことを遂行する気が起こって、明日からも普通に頑張れると
思った。一瞬でスイッチが切り替わった。

このエヴァ破の作中では、多分意図して、内容が重すぎないように
ギャグパートやエロパートや、明るい挿入歌などが随所に挟まれている。
これもそういう意図があるんだろうけど、それが分かるだけに本編では
構造的な、作り手の問題として上手いとは思いつつ感動そこそこあったけど
このED→予告というコンボは、そういう詮索なしで僕に伝わった。
今なら分析的にそう思えるけど、あの劇場でミサトさんの予告がなかったら、
観客はどうなっていただろう。僕は極端な例かもしれないけど、
ある映画で、放映が終わって照明がついても、劇場全体が
絶句して立てないようなことがあった。多分これもそうなったかも。
エヴァのライトファンで、何となく有名だから見に来たパンピなら
「あ~ やっと終わったか!飯食って帰ろう」って感じかもだが、
それなりの考察に至っているファンなら破の内容は耐えきれるものでは
ないと思う。

しかし僕も、それ(ミサトの予告)は一時的な暗示に過ぎなかったと思い知る。
映画を見ながら、この先自分はどうやって生きていけばいいんだろう?
キャパオーバーした精神はどうなってしまうんだろう?と、必死で考えながら
見ている自覚があった。 この映画を見ることで自分は廃人になってしまう
気がしていた。それを恐れ、この作品を自分の中で、自分の今までと
これからの人生に対して合理的な解釈を迫られた。それができなければ、
見終わるまでに消化できなかったら廃人になる と。
そうして最後に至ったのが自壊 自滅というようなもので、
これはある意味廃人と同じことだが積極的自壊とも言える決断、
いや自覚というレベルでの一種の答えであったと思うが、
(今思うとこれは旧エヴァでの人類補完に似てるかもしれない)
これがごく一時的に、ミサト予告 つまりアニメ作品のメタ的演出で
さもこれは「ただのアニメだったんですよ(笑)」となだめられたのだが・・
家に帰って冷静に「数日かけて感想書こう」と考えながら、
静かに俺の死亡フラグは立っていたんだと思う。
何となくPC立ち上げ、IRC繋いで、いきなり破の話題振ると自分も困るから
「そう言えば今日ってテレビで序やってたのか 今帰ったけど」
と切り出した。丁度似た者が集まっているだけに
どうやら今夜のテレビ放映「序」の話題で盛り上がっていたとか。
破はネタバレ厳禁だと思っているのでそれを避けて
「今まで見たどんなアニメよりも面白かった」
「映像美とセンスで人生観が少しだけ変わる」とだけ伝えた。

こうして僕はまだ生きている。

自殺などという生臭いものではなくて、死という安らぎに包まれた、
とても穏やかな必然しての死滅、自滅、
俺はこの世界が生きる価値のある場所であり、自分には生きて成せることが
無限にあると洞察した上で、死という状態を受け入れる情動に駆られた。
奈須きのこの言が正しければ、僕は帰宅してから再び
"満たされて"今夜死んでいたかもしれない。
冗談が1%で99%ぐらいが本気だと言っておこう。
エヴァ破は、死に値する完成度であった。

今まで感じたことがないほどの喜びや悲しみや肯定、否定、葛藤、美意識、
そういったものが含まれていた。
A的センスを全面的に肯定できる人生で唯一の体験。

ZUNの東方は説明不足故の各人の補完思索を含めてようやく
完成らしき様相を呈する、そういった状態そのものが売りだったりするが
エヴァは商業作品である。多くの金をかけて多くの人に向けて発信する。
少なくとも見ることを想定して作られている。
だから説明不足部分より魅力を前面に押し出した表現となるのが当然。
東方が「汲み取る」作品なら、
エヴァは「押しつけられたものを分析理解する」作品なのだ。

もちろんキリスト教の知識もいるが、一方的に見せられた映像を
どう咀嚼、解釈していくかという問題の方が大きい。
人間はそれぞれの価値観で今までの人生を生きていて、
その時見せられた映像を経験律的に解釈する。
ゲームでは自ら操作して経験を作り出していくのだが、このあたりは違うだろう。
私がよく就活で言ってる、「ゲームはインタラクティブ」という部分である。

エヴァを見て自分がその時どう感じたか、という経験談と
今こうして振り返って、パンフレット(鶴巻監督インタビュー)も読んで、
総合的な話になるのだろうか?
でも映画はDVD出るまで見直すことはないし、
結局初回の記憶をひたすら振り返る形式になるんじゃないか。

この映画は公式サイトとか劇場パンフとか、ネタバレを回避してある。
俺も実際見て思ったのは初めて見た時のインパクトが売りだなと。
元々エヴァを知ってる人が、どうアレンジされたかっていう部分と
映像技術の進化を楽しむ映画ではないか。
庵野だけのセンスではないと思うけど、
使徒のデザインとかセリフ回しとか、旧作よりさらにディテールアップしてる
部分もあって、 だからこそ上で、
「映像美とセンスで人生観が~~」って言ってる。
僕に言わせればエヴァ破の魅力はそのヒトコトだった。
具体的には:
シナリオの緩急、キャラの魅力、声優の上手さ(これは並だった)、
使徒のデザイン、CG、作画、セリフのセンス、既成シナリオのアレンジ、
音楽(これも正解とは思ってない)、 それぐらいか。
これが点々とあったのではなく、矢継ぎ早に来たからすごかった。

パンフ読んでからちょっと冷静になってきたな・・^^;

正直声優や音楽は完璧とは思ってなくて、まぁ意図は
分からないでもないって程度に見過ごして、
これほど圧倒的な魅力を感じたのは、
戦闘シーンの演出の上手さ(これこそ今まで見たことがないアニメ)と
それらに芯を通す難しい設定やカッコイイ台詞回し、
繋ぎ日常パートのテンポ良さ・・ギャップ演出の上手さ っていうあたり。
私はゲームでもテンポの良さを第一基準に置いてるだけに、
そういう目線なのだろう。
エヴァ破の面白さって、テンポ良くクオリティが高いシーンが連続してたのだ。

使徒とのバトルは確かにウルトラマンそのものだと思う。
カラータイマーを壊されたら死ぬのだ。
その過程として、敵の特殊能力に苦戦する。
(ところでウルトラマンのアラームSEが使われてた気がする・・w)
それを登場キャラの感情や政府の小難しいやり取りまで描写したら、
それがエヴァだろう。 大人向けのウルトラマンだ。
庵野はその人間味そのものに強くテーマを持たせている。
私的創作物語。自伝的アニメ。
パンフでも書かれてるけど、庵野は矢張りはっきりと
エヴァの登場キャラは全員自分の一面なんだと語っていたとか。
このあたりの話題については去年の夏に触れましたけど、
エヴァの登場人物はほぼ全て「A型」と設定されてたはずです。
普通、物語の創作者はエンタメ性のために血液型を使います。
(ex:『ぼくらの』)
つまり作者が想像で別の血液型のキャラを登場させたいのです。
それを敢えて全てA、としているのは投影的に世界を見ている人だから。
東方のZUNがキャラ全員が投影であると意識しているかは不明ですがね。
確かレイは不明という設定だったけど、これは人間ではないということで
ぼかしているのか、敢えて自分から隔絶しているのか、
それとも明示してないだけでレイも例に漏れず庵野の一面でA型って
解釈でいいのかな、とか思ってました。でもはっきり発言しているなら
エヴァという作品はグっと理解し易くなった気がする。

パンフでは鶴巻さんらは庵野との認識の違い、真意が不明な点で
苦戦しているように見受けられますが、僕も投影的に
エヴァの登場人物は全員俺に似てるなぁ、いや、俺自身だなと
思ってた口なので、そのあたりは庵野に直結する精神だなと。

話が変な方向に延びてしまってるけど
まだ明確なネタバレは1つもやってないよな?^^;w
具体的な内容に関してはまた後日として。
本日はここまで・・というか眠い
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  • Author: 亜奇数(Furcas)
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